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前回、ストーリー重視と記号化の因果関係について述べましたが、あれからよくよく考えてみたら、ストーリー重視と記号の使用は全く別ものの気がします。

確かに見た目には記号を使用している小説はストーリー重視ではないと思われがち（記号を使用しなくても文章で表現出来るので）ですが、前回も述べたように使用している作品にも名作はたくさんあるし、それを物語重視と取るか否かは個人の判断に委ねるしかなくて。

以上の観点から全く別物として考えた場合に、小説に記号を使用することの好き嫌い、ストーリーを重視しているかどうか、これは分岐して考えるべきである気がします。

つまりは……、これって、前回も取り上げましたっけ？
全て個人の判断によるものなんですよね。

自分は物語重視して執筆していると思っていても、当然、反対意見はあって。
記号化に関しても同じく、全然気にならない人、多少なら許せる人、内容に合っていたら全く気にしない人、一つでもあると許せない人。

地球上にいる数多な人、それぞれにそれぞれの考え方があるので、当然、反対意見もあるし、別の意見もある。

こちらで物語重視に記号使用は関係ないのでは？
と提議しているのも私個人の考えであり、当然、反対意見もある訳で。


私も本の虫なので、記号が許せない方の意見もよくわかるんです。
記号を使用していなくても面白くて楽し小説はたくさんあるし……、まあ、これからは私個人の意見として参考までに、って感じで聞いて下さい。
記号化問題が起こったのって、横書き、ウェブ上の特性もあると思うんですよ。

私は多少の記号使用は肯定派ですが、これ、前回も述べたと思うんですが、私がオフで発行してる冊子には、例えコメディ作品であろうとも一切記号は使用していなくて。
それは、日本、中国などの東洋独特の縦書き文化の中に記号は有り得なくて違和感を感じるからなんですが、横書きはメールやらもあるし、全く違和感を感じないんですね。

まあ、全体に記号や絵文字がちりばめられているのは正直見苦しいし、記号化するなら文章で表現しろとも思いますが、前回も述べたように、重苦しい文章をポップな表現にする為の多少の記号化は問題ないというか、寧ろ、こちらの方が重苦しくなり過ぎなくて単純に楽しめたりします。
（特にコメディやギャグの場合）

もともとBLを表す「やおい」という言葉は、BL同人の読物にありがちな「山なし、オチなし、意味なし」という文章の特徴を表したものだったんですが、こうやって議論が交わされるくらい、BL同人も発祥当時に比べてレベルが向上した表れなんでしょうね。

関係ないですが、私は、やおい文、好きですよ。何も考えなくても楽しく読めて。

ほんと、人それぞれの嗜好だと思います。


結論。
物語重視と取るのは個人の判断、記号の使用は個人の嗜好。

まあ、そもそも記号を使用しているのが苦手なら、使ってる人のサイトに行くこともなくなるでしょうから、関係ない気もしますが。
完全否定派の方は取り敢えずは頭から読み進めていて、面白かったけど、一つでも記号が使用されていたら、冷めたり、残念に思ったりされるんでしょうね。

うーん、まだまだ語り尽くせぬ気もしますが、これにて閉幕ですよ。
（コメント、お問い合わせでのツッコミ大歓迎！ 寧ろ、討論会を開催したいくらい笑）



ちょん★